徒然日記94 ～愉快な格好、不愉快そうな顔編～

僕は相変わらずフリーターで生計を立てている。塾のお仕事もしている。

塾ではスーツを着て仕事をしているんだけど、ベルトではなくてサスペンダーでスラックスを履いている。というのも、1,2年ほど前、出勤する時間になってもベルトが見つからずやむなくサスペンダーをして行ったら、これが意外に好評を博した。その次の出勤では普通にベルトをつけて行ったら今度は生徒どころか社員の講師からも不評…というか、サスペンダーの方が面白かったのに、と言われてしまった。授業する服装に対して面白いって感想は何なんだよとは思うものの、面白いのであればそっちの方が良いなと思い、それ以来、ずっとサスペンダーをして塾の授業に出ている。帰りにそのまますき家に行ったりスーパーに行ったりする。

自分はこの格好をおかしいとは思わない。変だとは思う。別に恥ずかしい格好をしているわけではなく、これは愉快であるという意味での「変」だと思っている。

さて。愉快な格好をしているのであれば、愉快な人間であるように振る舞う方がいいだろう。ニコニコしている方が絶対に良い。愉快な格好をしてブスっとした面で授業をするよりも、何倍も生徒との距離感は縮まる。

で、今日の僕はまーーーーったく愉快な顔をできていなかった。生徒の傍若無人を止めることができず、とても悩んでしまっていた。閉校の作業をしながら、迎えを待っていた生徒からも顔が怖いと言われる始末。

よくないね。全く良くない。

愉快な格好をしているのに不愉快な面では、普通よりも何倍も不愉快そうに見えてしまう。せめて最後までニコニコしていなければいけないな、と反省した次第。

帰りに寄ったスーパーで買い物袋に惣菜を詰め込みながら、柱の鏡に映った自分のひっどい面構えを見て、今日は自戒のために書かないといけないなと思った。