徒然日記

Dairiten1012の日記

徒然日記93 ~いざ、TRPG合宿!編~

9月2日から5日の4日間にかけて、下呂温泉の温泉旅館に籠もって、ただひたすらにTRPGだけをやるという企画が立ち上がったのは去年の12月頃。日程を決め、宿も押さえ、さぁさぁいざいざ、という段になってCOVID-19がやってきた。GoToキャンペーンを使用して決行ということも真剣に議論されたが、しかしリスクを取れずにこの合宿は中止となり、宿はキャンセル。

 

だが誰も諦めてはいなかった!

 

オフセがダメならオンセがある、という事で最終的に9月2日~9月5日にかけて4日間連続でオンラインセッションを行うと形を変えて決行された。

 

Day1 サタスペ

初体験のシステム。DDのライブ感重視のキーピングがすごくて、どれくらいライブ感重視かっていうと、依頼人NPCの背景ちょうだいって言ったらその場で書き出して渡してくれるくらいにはライブ感。僕はどれだけ詰め込んでも不安になるタイプなので、完全に真反対。それで滞りも綻びもなくシナリオが進行していくんだから、DDのスキルが純粋に高い。

自分のキャラメイクは戦闘特化型にしたところ、亜侠チームトップの戦闘力となり、最終的には、亜侠4人VSチンピラ5人の血戦で3キルしてラストスタンドとなったことで無事に用心棒のカルマを頂いた。やったぜ、目論見通りだ。

全PLがそれぞれのPCを作る時に経歴などを全部ダイス目に任せた結果、僕は学校に行かずに行商をやってるドンパチ強めに少女だったり、不労所得で金を稼いでニートしてる40代男性がいたりと、まとまりのない亜侠チームになっていた。それでも最終的には、血戦で味方が倒れて四肢一部欠損になっちゃったときには、そいつの敵討ちみたいな意識が生まれるもんだから不思議だ。ロールプレイにいまいち乗れてないなって思っても、実際はしっかりノレてるってことがあるのはTRPGの不思議であり面白さだね。

このときはまだロールプレイもぎこちなかったり、戦闘時に立ち回りのミスがあったり、ダイス目もここぞという時にやらかしちゃったりしていた。最終日はみんな化ける。

 

Day2 シノビガミ

シノビガミ自体は2回目のプレイ。GMが準備してきてくれたシナリオは「夜汽車」。既製シナリオらしいが、逆に言えば既製品故に管理するべき情報が山盛り。我の強い4人のPLからの質問攻めをよくさばききったな、と感心するばかり。

キャラクター(中忍、御斎学園)は、接近戦攻撃、天道、爆破、頑健、作戦指揮という間合い1のゴリゴリ戦闘マッシーン。何はなくとも頑健は積む。ちなみに兵糧丸2積みしてる。絶対ダメージレース勝つぞっていう設計。座右の銘は「HPの多さは信頼性の高さ」ですよろしくお願いします。

ちなみに3ターンのシーンからクライマックスバトル途中まで、他の全PLに対して自分の属する陣営を騙し切ることに成功した。シーン中に他のPLどうしで「代ちゃんが実は敵の陣営で裏切ってるっていう可能性が…」「代理店にそんな脳はねえって!」みたいな会話が行われていた。一人目は4日目のGM担当、二人目は初日サタスペDD担当。PC発言の「僕は嘘をつかないし、嘘をつけない」というセリフすらもブラフとフェイクにして徹底的に騙しきったのでちょっとスカッとした。別に怒るほどのことでもない(普段はDDの言う通り直球のバカなので)が、GMはめちゃくちゃ面白がっていたからヨシとする。

 

Day3 ソード・ワールド2.5

僕がGMを担当したSW2.5。事前の予告通り、「三毛別羆事件」や「福岡大ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件」を題材にしたウィルダネスでヒグマなシナリオ。先述の通り、僕は情報を詰め込まないと安心できない(ラジオでも演劇でもなんでも、アドリブにバチクソ弱い)という性質から、書いた量は1万字を超える。

だが調整に失敗すれば話は別だ。今回のSW2.5は、僕が今まで2回ほど行ったキャンペーンの3人PTにゲストを加えた4人PTで行うシナリオだった。その4人目(シノビガミGM)の作ったキャラクターが、あまりにも理想的な「かばう」持ちガチタンファイターだったのだ。普段の3人に加えて4人目を平均的な数値で計算したが、その4人目が平均以上のインファイターだったので、完全に読み違えてしまった。

結果として、戦闘は大味になり、探索はほぼ一切の情報を出すことなく終了した。まさかあんなにサクッと終わってしまうとはね。

反省点はいくつか。まず「シナリオの準備が完全に無駄になりそうな時でも情報を渋らない」。これは実際には一瞬考えちゃったけど良心の呵責に従って行わなかったこと。そんな事考えるな、平等で公平なGMであれ、俺よ。そして「用意したボスが完敗しそうな時にテンションを下げない、諦めない」。これはせっかく参加してもらっているPLたちにも悪影響が出るので、絶対に、二度と、してはいけない。どれだけシナリオがクラッシュしてしまおうとも、楽しんでもらうために作ったものなのだから最後までそのように行動すべきなのだ。自戒を込めて記す。

次はもうちょっと情報にゆとりを持ったシナリオにしないとね。

 

Day4 ソード・ワールド2.5

最終日。こちらも僕がPLとして参加している卓にゲスト(ビガミGM)を迎えて行ったダンジョンアタック。ゲストPLは先日作成したガチタンファイターを継続して持ち込んだ結果、戦闘がめちゃくちゃ優位に進んだ。ガチタンってすごい。やっぱタンク脚重装コアにグレネードとチェインガン積んで接近してきた敵を火炎放射器とチェインガンで熱暴走させるのが一番なんだよな。何の話かって、ガチタンの話ですよ。アーマードコア3の。

さて。ここにきて、合宿の成果が明確に現れる。まだ終わっちゃいないのに、成果が出ちゃったのだ。一つはロールプレイの挙動。みんな全体的に初日よりもロールプレイが上手になっている。連続してTRPGを行うことで恥ずかしさがなくなったり、慣れが出てきたのかもしれない。そしてもう一つ、戦闘時やダンジョン攻略時の立ち回りが上手になった。コレは完全に脳がTRPGに適合した結果、最終日に持ち込まれた戦闘がそれなりに複雑なSWにすら適応したのだと思う。

そして最後。これは意味が分からないのだけど、最終日は全体的に出目が良かった。ここぞという時に失敗しない。欲しい時にクリティカルが発生し、稼げる時にファンブル(50点の経験値が獲得できる)が出る。ダイス目にすら効力が及ぶ合宿の成果。みんなもダイス目が低調だなって感じたらやってみるといいかもね。

凝ったダンジョンをお出しされたので、こちらも本気で挑まねば無作法というもの……と思って進行していたんだけど、「右手法を使って進んでいこう」というPLの誰かの発言によって、結果的に最短攻略となった。

ja.wikipedia.org

https://ja.wikipedia.org/wiki/迷路#右手法(左手法)

情報を拾うことなく一気にボスにまでたどり着き、サクッと…ほどかんたんではなかったにしろ、スムーズに勝つことができた。やっぱり4-5レベル帯で防護点10とかまで伸びる相手にはガンが効果的なんだな。物理が硬い相手にクマの火力じゃダメだ、魔法ダメージを通していかないと。

 

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4日間朝から晩まで…とはいかなかったものの、この4日間トータルで35時間以上はオンセの時間だった。濃厚で濃密、非常に充実した時間を過ごさせてもらった。ありがとうございました。そしてお疲れさまでした!

 

いずれオフラインセッションでも合宿やるぞー。