徒然日記49 ~夢見りあむというアイドル~
4月3日に、モバマスに先に投入された新アイドル3人のぷちデレラが実装された。
ぷちデレラは、デレステでは各アイドルのSDキャラという扱いだが、モバマスでは育てることでイベントでの発揮値を増やす効果があったりする。が、それ以上に大切な働きを持っている。すなわち、プロデューサーたちが求めてやまない貴重な“一次資料”である。
レベルの合わせて変化するレッスン中やテクニカルボード開放時の台詞、VoDaVi各レッスンのコミュ、そして資料の塊であるテップアップエピソード。キャラクター性を深掘りする上で絶対に必要なものなのだ。
そういえば、デレステがリリースされる前は声がついてるついてない以前に、ぷちデレラがいるいないでも割と闇を抱えてた人たちもいた。そしてデレステがリリースされた時もアイドルが最初から全員いたわけではないからそれはそれで不満があったり、SRだSSRだ何周目だよっていうのもまだあるし。冷静に考えてシンデレラガールズは内部に火種を抱え過ぎじゃないの。多民族の統合に失敗して火種だらけとか、典型的な失敗国家ルートなんだけど大丈夫か?
で。そんなぷちデレラの台詞やコミュを読みまくって、ハチャメチャに惚れ込んでしまったアイドルが一人。
名をば、夢見りあむとなむ言ふなる。
ファーストインプレッションはダメ人間、可燃性危険物、ドルオタとSNSのダークサイド。R/R+のセリフを読んで加わった印象は、ガッツと爆発力のあるスロースターター。
ぷちのコミュを読んでも、このファーストインプレッションは正直大して変わってない。他力本願にトップアイドルにしてくれっていうのもちゃんとあったし、チヤホヤしてくれってストレートに言ってくるし。包み隠さず自分の心情を吐露するのは好きだよ。好感が持てる。
全く隠さないといえば、ホワイトデーイベントではPからアイドルにはチョコやクッキーではなく手紙を送っていたんだけれども、手紙を受け取るりあむのリアクションがこちら。
プロデューサーに対してチョコの3倍返し寄越せって直球を投げる――正確には投げかけて止めてるのでボークだけど――アイドルすごくないか? もらえるかどうかの不安感も吐露してくれてるし。まさかブロント語法を使われるとは思わなかったけれど。しかしながら、ブロント語法とか「何でもないよーう‼」とか、冗談めかしてコミュニケーションをガンガンとっていけるのは、少なくともコミュニケーション強者の要素だと思う。俺コミュ障だから詳しくは知らんけど。
さて、そんな僕はりあむのコミュを一通り見たあとにこんなツイートをしている。
夢見りあむを冷静に俯瞰で見れないわ俺。どうしても感情移入しちゃう。
— 代理店 (@Dairiten1012) 2019年4月3日
Twitterではモバマスをプレイしている人からも(そうでない人からも)クズだのなんだのと散々な言われようをしている夢見りあむだけれども、そうか? そんなにクズか? と思ってしまう僕がいる。僕が致命的にクズなダメ人間なので、相対的にりあむの事が良い人物だと思えるだけかも知れない。そんなダメ人間によるシンパシーが強烈に発生してしまうのか、どうしても共感してしまうし肯定してしまう。こういう事言ってくれるんだよ?
イエスは身を起して彼らに言われた、「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」。(チヒロによる福音書第765章283節-315節)
自分は何も出来ない何も持ってない鬱だ氏のうという無力感と他人から頼られたい頑張りたい認められたいという直球の承認欲求のせめぎあいとか、成長を実感できないまま時間だけが無為に流れていく感覚とか、みんな発生したことないんか? マジで? 誰かから頼られるとかシンプルで力強い承認欲求を満たすイベントじゃん。それに成長の実感とかどこで得られるの? コンビニで充電器の隣に置いてる? みんな自分の出来ないことから目をそらしてなんとか楽しく生きていこうって思ったりしないのか? 人生つらいことばっかじゃん。これについてはツイートもしてる。
自分の見たくないところを口に出してる間はそれを見ないで済むしな。
— 代理店 (@Dairiten1012) 2019年4月3日
こういう、他のアイドルならオブラートに包むなり綺麗な言葉に言い換えたりするはずの感情を、剥き出しのストレートでぶつけてきてくれるのはハチャメチャに好感が持てるし、信頼に値すると思う。まあ、これをクズと呼ぶのであれば、それで良いと思います。所詮クズによるシンパシーだからな。
りあむはクズじゃないんだよ!アイツなりに苦しんで来たんだよ!りあむがクズなら俺なんか遥かにクズじゃバーカ!生きててごめんなさい!
— 代理店 (@Dairiten1012) 2019年4月3日
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最終的に夢見りあむを「信頼できる」から「担当アイドルになってほしい」っていう感覚に変わったきっかけとなったのが2つ。
「いいから売れたい売れさせてくれ。人生一発逆転させてくれ」ってずーっと同じこと言ってるんですよ。言葉を変えれば美談になるのに、ラフな言葉遣いなのがいいですよね。とにかく売れさせてくれって、ちょっと他力本願な感じなのも好き。
言ってることずーっと同じだよりあむ。やりたくないことはやりたくない。やりたいことはやりたい。チヤホヤされたい。そんだけ。
— 代理店 (@Dairiten1012) 2019年4月3日
もう一つ。これが一番心に来た。
りあむのこの台詞を見て、コイツはもう二度とクズとは呼べないなと思った。憧れの世界に飛び込んだ初期衝動の塊みたいな言葉じゃんね。 pic.twitter.com/vHVlhZTzMR
— 代理店 (@Dairiten1012) 2019年4月3日
りあむ自身アイドルオタクだから、アイドルの「尊さ」を知ってるんだよな。同じ世界に飛び込んだからこそ、自分も同じようにならなきゃいけない。そういう覚悟の決まった台詞だと思う。クズだの何だのと言われてる夢見りあむだけど、この台詞があまりにも自分には格好良く思えて、とても刺さった。そしてこのツイートに至る。
ヤバいシンデレラガールズ超楽しい。初めて藍子に出会った時みたいな高揚感がすごい。もっと知りたい、君はどんな人なんだ、教えてくれっていう気持ちがおさまらない。
— 代理店 (@Dairiten1012) 2019年4月3日
りあむさん好きです!担当アイドルになってください!!
— 代理店 (@Dairiten1012) 2019年4月3日
「プロデューサー」ってどんな存在かまだ答えは出てないけど!よろしくお願いします!
— 代理店 (@Dairiten1012) 2019年4月3日
ということで。
高森藍子と夢見りあむのプロデューサーをしております、代理店と申します。よろしくお願いします。
まあ担当アイドルが増えて何か変わるというものでもないけどな。自分がシンデレラガールズを、これから2倍楽しめるようになっただけ。次の総選挙で持ち票数が奇数になったら2で割った同数を2人にそれぞれ入れて、余り1は藍子に入れようと思います。先任だし。偶数なら同数入れよう。
あ、名刺作り直さないとな。