徒然日記

Dairiten1012の日記

徒然日記5

徒然日記5。デレアニを見た感想。錯乱状態。

 

2015.09.14 01:54

 

アニメ・アイドルマスターシンデレラガールズの話

2ndシーズンになって登場した「美城常務」。非常に魅力的なキャラクターに仕上がっていていいですよね。
仕事がデキる女感バリバリの言動。強い上昇志向とそれにきちんと伴った実力。さらにリーダーシップ・・・はあるかどうか分からないけど、NO MAKEを聞く限りは「上に立つ者」というキャラクターとして、これ以上ないほどの仕上がりではないかなと思います。個人的には、あのトンデモスタイルも魅力的。100kgを越えたデブな男としては、素晴らしいプロポーションの持ち主には性別関係なしに、尊敬の目を向けたくなるものです。

でも、個人的な“キャラクター”としての評価はともかく、物語における“役割装置”としての評価は、正直あまり宜しくありません。物語における常務の役割装置は、メインは経営者としての「常務」という役割です。でも、常務がやってるのって、経営者としての仕事だけではないよね?
「Project Krone」の企画立案と運営をやってるのは間違いないと思います。アイドルたちを集めて指揮下に置いて、仕事を提供し、楽曲・衣装などを制作(するのは現場スタッフですが、与えるのはPです)、その成果発表の場としてライブ開催の企画をする。Kroneの他にも、テレビ番組「マッスルキャッスル」に対して企画変更の「企画書」を提出したり、楓さんに(にべもなく断られたけど)仕事持ってきたり、バラエティ組や美嘉に路線変更を指示したり。担当Pたちの心中は察するところではあるが、それはそれとして、大人っぽい美嘉も非常に良かった。
さて、これらのお仕事って本当に経営者としての仕事か? という話。「美しい城にふさわしいアイドルを」とか何とか言ってるけど、利益性の向上のために色々手を尽くしてるんだなってのは分かる。確かにそれは経営者としての仕事。でも、Kroneについては経営者の仕事というよりも、明らかに「アイドルのプロデューサー」としての仕事だよね・・・?

要するに、アニメの物語中には確実に「常務」としての美城常務と、「プロデューサー」としての美城常務が存在しているわけです。
それを踏まえて22話「The best place to see the stars.」のお話。

Project KroneとCinderella Projectのライブを、何階席か見てないけど4階席くらいの、恐らく貴賓室から見ています。ライブにおける人権は常務に付与されてませんねー。そこからアイドルの一体何が見えるってんだ。アリーナ最前こそが最強なんだぞ。・・・・・・閑話休題、話が逸れた。貴賓室で、常務は今西部長と一緒にライブを視察しているように見えました。アイドルたちの評価のためでしょう。つまりこれは、「常務」としての仕事です。
しかし、そのバックステージでは事件が起こります。ProjectKroneのアイドルである鷺沢文香が、極度の緊張から倒れてしまいます。

はい、ここ。
常務。
アンタもしかして・・・アイドルのメンタルケアとかしてないな?

比較として武内Pを出すと、13話の夏フェスの時に、武内Pはアイドルたちの様子を見てちゃんと言葉をかけています。きちんと武内Pはアイドルたちのメンタルのケアを行っているわけですね。
しかしProject Kroneの「プロデューサー」である美城常務は、そこを怠りました。そして異変に気付いたアイドルたちは、Kroneの「プロデューサー」である美城常務に連絡を取ろうとします。まあ繋がりませんよねぇ、美城常務は「常務」としてライブに来ている訳ですし。
そこでCinderella Project責任者である武内Pは、緊急策としてCinderella Projectのアイドルたちを、場つなぎのMCのためにステージに上げます。みくにゃんとウサミンはMC慣れしてる感じあったよなぁ。ウサミンはゲームイベントのステージでMCやってたし、ウサミンを尊敬するみくにゃんがMC技術を得ていてもおかしくは無いわけで。まあMCするならこの2人って感じでしたね。
さて、そこで進行表どおりにステージが進んでいない異変に気が付いた常務は、バックステージにやってきて、武内Pに説明を要求します。何故進行表どおりに進んでいないのか、と。美城「常務」としてやって来るわけですね。その後、常務がKroneの控え室や、鷺沢さんが担ぎ込まれた救護室を訪れたかは、描写がないので何とも言えません。この論の強化のためには、行ってないといいんですけど。
・・・で、以下省略して、秋フェスは無事成功裏に終わるわけであります。秋フェス終了後の話はNO MAKEを聴くといいかなと思います。ありすめっちゃカワイイ。あと、島村爆弾がどんどんどんどん膨れ上がってる話は、僕は処理するほど読解力が無いので、そのトピックについては筆を執ることはしません。

あと個人的には、自分がプロデューサーとしてアイドルをプロデュースするという創作――妄想とは言わない、あくまでも創作活動――をする時、自分は「アイドルの成長を手助け」するだけで「自主性を尊重し」、「ファンとアイドルが一歩ずつ上へと登っていく」ようなプロデュースをするプロデューサー像を理想とする・・・武内Pのようなプロデューサー像を持っているんですが、美城P(ここは敢えてこういう言い方をしたい)とは正反対なので、そこもどうなのかなーって。美城Pって、平たく言えば、アイドルがプロデューサーの操り人形になることを求めてるじゃないですか。ヒジョーに個人的感情にまみれた事なので、ここではコレを評価に組み込むことはしませんが。

結論。美城常務の「常務」としての働きぶりに異を唱える人は、まあいないでしょう。僕も常務は個人的には好きではないですが、仕事がめっちゃできる事に関しては激しく肯定せざるを得ないわけで。
でも、「プロデューサー」としての仕事ぶりを評価できるかと言われれば、どうしても疑問に思ってしまうわけですね。強いて評価するなら、よくもあそこまでフリトレ市場価格の高いアイドルだけを集めることが出来たな、というくらいでしょうか。メンタルのケアもしないで貴賓室でのんびり見てるだけのプロデューサーはどうなの、と言いたい。

これからは、島村爆弾の爆発と島村さんの復帰がメインになってくるでしょうし、あまり美城常務が関わってくるようには思われませんが、美城常務の「プロデューサー」としての姿でも、非常に仕事がデキる女性であるということを見たいなぁ、と願います。
・・・本当に島村さんが救われる展開にしてくれないと胃痛がヤバいから、その辺もお願いしますよ高雄統子監督。

 

2015.09.14 03:03

 

○当時の俺美城常務嫌いかよ。いや、今でも好きじゃないけど。