徒然日記

Dairiten1012の日記

徒然日記1

大学在学中から書き始めた徒然日記。初めは自分の旅行好きのルーツを考えてみた話。

 

 旅行が好きだ。特に鉄道旅行。去年は房総半島一周を企てたり、それに失敗したので横須賀に行ったりした。そして青春18きっぷで帰省するときはルートの工夫を凝らすのが好きだ。ただ東京から東海道線に乗って帰ってくるだけではなく、ある時は身延線を使ったり、ある時は御殿場線を使ったり、ある時は飯田線を使ったり。とにかく「移動」が好きで、また、電車に乗っているのが好きという乗り鉄気質もあるのだろうが、そういった「ちょっとした鉄旅」を積み重ねてきた。
 そこで、どうして自分は旅が好きなのか、というのを考えてみた。エントリーシートを書く練習だ。

 小学生の頃、父親の本棚から勝手に本を取り出しては読んでいた。その中で、椎名誠東海林さだおの2人の作家が好きだった。東海林さだおのエッセイは食事に関するものが多く、独特の切り口と文体のセンスであり、小学生の時には「面白い人になればこういう面白い文が書けるんだ!」と思っていた。残念ながら、東海林さだおのような面白い文章は未だに書けないので、面白い人にはなれていないようだ。
そして椎名誠。未だに覚えているが、父親の本棚から一番最初に手に取った本は椎名誠の『波のかなたのひみつ島』だった。椎名誠とその愉快な仲間たちで国内の離島に旅へ行った旅行記であり、自分はこの本で「旅」というものに初めて遭遇し、強い憧れを持つようになった。

 中学時代。被害妄想が強く無駄にセンシティブだった中学1,2年の頃はいじめられていると思っており、昼休みは図書館が居場所だった。そこで自分の人生の転機となる『キノの旅』と出会う。自分のライトノベルとの出会いは『涼宮ハルヒの憂鬱』だが、ライトノベルに傾倒していったのはこの作品がきっかけだった。また「旅」の物語である。振り返ってみると、この時すでに旅への憧れを持つ基盤はできていたように思われる。

 そして高校に入ると、自分の旅好きの決定打となる2体の「化物」と出会う。
 1つは『水曜どうでしょう』。言わずと知れた、北海道ローカルから全国へと発展した怪物のようなテレビ番組。自分は名企画(と勝手に思っている)「サイコロの旅」にどっぷりとはまり込んだ。水どうでサイコロを見た当時から現在に至るまで、いつかお金に余裕ができたらやろう、と心に誓っている。もう1つは、水曜どうでしょうの大ファンが「サイコロの旅」をモチーフにした旅行動画。ニコニコ動画の「18切符でサイコロの旅やってみた Part1」(http://www.nicovideo.jp/watch/sm4641251)という動画シリーズと、それをさらに発展させた「駅名しりとりの旅やってみた Part1」(http://www.nicovideo.jp/watch/sm5872093)という動画シリーズ。『水どう』も動画も、やっぱり「旅」がテーマだ。まあ、水曜どうでしょうもサイコロの旅動画も、トークが面白いという共通項に感化されている点は否めなくはないと思うが。

 このように、小さい時から「旅」がテーマの作品に傾倒し心酔した結果、今日に至って鉄道(路線図・時刻表)趣味と結合し、鉄道旅行に出たいという気持ちを常に抱えるようになった。万年金欠病でそんな余裕はないのが残念だ。

 海や川や山や空といった自然だけでなく、都会のビル群や並走する道路にも、電車に乗って眺めるだけでいつもと違って見えてくる。だから、車窓やホームから見えたちょっとした発見に感動し、興奮できる鉄旅が大好きだ。自分の旅好きの礎を作ったのは父親の持っていた1冊の本であるが、そんな父は現在、休日にバイクでツーリングに出るのが楽しみとなっているようであることから、「蛙の子は蛙」という言葉が思い起こされる。

 

2015.09.08 04:55

 

○記念すべき初めての徒然日記。友人が日記をつけることを勧めてきた影響で書き出していた。しかし毎日書くことはなく、思い出した時に少し書く程度だった。お陰で2年経っても20本も書けていない。