徒然日記

Dairiten1012の日記

徒然日記71 〜予州、予習なく…〜

1月4日〜6日の正月休み(にしては少しズレているのだけれど)を使って、松山の祖父母を訪ねたという話をしたのが前回。4日夜に到着して、6日朝に帰ったという話をしていたが、では5日は何をしたのか。

当ブログでももはやお馴染み(その分世話になってるって事だけど)、タカボンさんに新年早々クルマを出してもらって、ドライブに連れて行ってもらった。

keepbeats.hatenablog.com

美味い飯、綺麗な景色、はずむ車内トーク。非常に楽しく、2020年も素晴らしい発進となった。

 

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朝10時に合流、松山道をひたすら南下し宇和島を目指す。松山道、対面一車線。これでも高規格幹線道路ってマジ? 不便すぎるだろ…。

とにかくおしゃべりをし続けて1時間半、宇和島に到着。

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JR宇和島

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かどや駅前本店

宇和島でかどやといえば、鯛めしとのこと。鯛めしというと、みんなイメージするのは炊き込みご飯のように、釜を開けたら炊けたご飯の上に鯛が鎮座してるヤツ。タカボンさん曰く、東予地方では鯛めしは炊き込みご飯。

が、ここ宇和島南予地方では違うらしい。

これが南予宇和島の鯛めしだ!

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宇和島鯛めし

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茶碗が汚いのはすでに食べちゃった後だから

南予の鯛めしは、鯛の刺身を生卵とタレにからめてご飯に乗せる漁師めし。バカ贅沢な卵かけご飯。これがメチャクチャ美味い!! スルスルとご飯が入っていくからお櫃からご飯があっという間に減っていく。ご飯のおかわり自由となっていたけど、これは確かにおかわりが欲しくなる。

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「ふかの湯ざらし」と「じゃこ天」

サイドメニューはじゃこ天とふか。ふかはその名の通りサメの肉。酢味噌につけていただくんだけど、肉はさっぱりして食べやすく、皮はコリコリしていて食感がいい! サメって美味しいんだなあ。焼いたじゃこ天(さつま揚げと言ったら分かりやすい)を大根おろしと醤油でいただく。お酒を飲む人はこれで酒が飲めるんだろうけど、ほぼ下戸なのでご飯が進むだけ。いや美味いわ。

 

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その後、僕が行ってみたいと言って佐田岬半島に連れて行ってもらう。

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佐田岬への道中、宇和海を望む

佐田岬半島知ってる? 四国最西端の、まあまあマイナーな半島。能登半島とか伊豆半島とかのメジャー級に比べるとちょっと知名度は劣るかなあ。伊方原発のある土地って言って伝わる…?

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四国の

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ここ

半島の根本から先端、佐田岬まで約50km。日本一「細い」半島として有名…らしい。

実際、国道を走っていると伊予灘宇和海が同時に視界に入るポイントもあり、その細さが際立って体感できる。

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道の駅から見える伊方原発。色々あるけど、こういう施設はテンションが上がる。

佐田岬メロディーラインっていうのが途中であって、タイヤと道路の摩擦音で音楽を奏でる舗装加工がされているポイントがある。

ja.wikipedia.org

佐田岬方向の曲は「海」だとすぐ分かったんだけど、八幡浜方向の曲が分からん…。何だったんだろう…? と思ったら「みかんの花咲く丘」という曲らしい。タカボンさんと互いに「聞いたことない」「欠片も知らない」と話していたが、調べても知らないのだから当然だ。

で、根本から先端まで50kmならそんな時間かからないでしょ、とか思っていたら、三崎港(国道九四フェリー発着港)から先が――ここまでも"酷道"だったけど――そこそこな"険道"だった。集落もちらほらあり、岬に行く道でありながら生活道路というのもあって、対向車もないわけではなかった。

狭い狭い、怖い怖いと言い合いながら走らせてもらうこと長時間。

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佐田岬灯台駐車場から佐田岬方向

佐田岬灯台駐車場に到着。気持ちよく晴れていて、海も空も綺麗だ。

ちなみにここから20分歩く。8%以上の急勾配がずっと続く。めっちゃ遠い。

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遊歩道から佐田岬灯台を見る

あっ、写真に指がかかってる! 本当に写真撮影が下手なんだよなぁ。

灯台へ至るまで、斜度45度あるんじゃないかと思えるほどの階段を登る。

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臺燈岬田佐

そして佐田岬灯台到着! 四国最西端の地だ!

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四国最西端、到着!

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最西端碑。向こうの陸地は九州は佐賀関。

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佐田岬の位置関係。速吸瀬戸、狭いよなあ。

色々と写真を撮影して満足し、帰路へつく。またあの山道を歩くのかあ…と思って階段を降りると、ちょうど太陽が雲から顔を出した。

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灯台の影が斜面に写る。こういうシルエットの演出好きなんですよ。

生で見るとちょっと感動できるんだけど、写真で見るとなんか…あれぇー? なーんか違うなあ。

上り下りの激しい山道をヘロヘロになりながら駐車場に戻ってくると、すでに時刻は夕暮れ時。ふと九州方を眺めると美しい光景が広がっていた。

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豊後水道に沈む夕陽

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俺写真の才能あるかもしれんわ…。

 

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松山に帰る頃には陽はどっぷりと沈んだ19時頃。松山へは国道378号「夕やけこやけライン」を通る。海沿いの走りやすい国道で、これが夕暮れだったら綺麗なんだろうけど、まあ夜には黒洞々たる闇が広がるだけよね。車を買ったら夕方にまた来たい。

タカボンさんとドライブをする時、夜に走るとだいたいちょっと真面目な話になるし、結構いい話ができる。今回の収穫は「嬉しいと楽しいの違い」「変に強気な森久保乃々」。いつか強気くぼ概念は動画で紹介したい。

 

松山を起点にした約300kmの南予・西予ドライブ。予習なく出発したら佐田岬が爆弾だったけど、とても楽しかった。繰り返しになるけれど、タカボンさん本当にありがとうございました。

 

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ちなみに、南予特産の削りかまぼこはめちゃくちゃ美味い。オススメだぞ!