徒然日記66 ~夕陽を見に行こう編~
僕のクロスバイクには、いっちょ前にサイクルコンピュータがついている。購入時に自転車屋にもらったものだ。
で、最近コイツが速度やカロリーを表示してくれなくなった。強風に煽られて倒れたときか、自転車置き場で倒されていたときか…ともかく使えなくなっていたわけだ。自分で色々いじって見たもののよく分からない。
で、自転車屋さんに持ち込んだところ1分で直った。え、なんで?
「スポークにつけた磁石と受信器が離れすぎていたんだと思います。受信面がタイヤと平行だとちょっと遠いくらいなんで」
なるほど。ありがとうございます。
上機嫌で店を出ると強いオレンジが空を染め上げていて、あと1時間ほどで日の入りといった時間だった。
行くしかない、海に。見るしかない、海に沈みゆく夕陽を。
と勢いよく勇んで踏み込んだものの、豊橋の道は舗装がよくない。歩道が波打っていたり、段差が大きかったりして一定のスピードで走ることも困難。15km/hを出すのも難しい。しんどかった。
が、国道23号の豊橋バイパスを越えたあとは一面の田んぼが広がる平坦な道。
この道は俺のボンネビル・ソルトフラッツ。最高速に挑戦しなければ自転車乗りではない! と確信。全速力で加速し、最高速は35.7km/hをマーク。巡航できる速度ではないんだけど、それでも自力でスクーターと闘える速度を出せたのはちょっと自信になった。めっちゃ疲れたけど。
その後、神野ふ頭へ至る道へ入る。本当は堤防の上に行ってみたかったんだけど、ちょっと怖かったので神野ふ頭の東側へ。
おお!オトコノコ心をくすぐる風景じゃあないか!影になってる街灯とか青看板とかが琴線に触れる。
橋を下ってそのまま工場地帯を抜けていく。サイクリングに出たのが日曜の夕方で良かったよ。きっと平日夕方ならトラックの往来で道をかっ飛ばしたりできなかっただろう。神野ふ頭では平均28km/hほど。神野ふ頭の西から県道393号に抜ける道で帰ることにして、また自転車を飛ばす。
大きな船が接岸しているのが見え、一度は通り過ぎたのだが、ちょっと気になったので立ち寄ってみることにした。
どうやら自動車輸出のために待機している自動車運搬船のようだった。
夕陽に照らされ影になった輸出を待つクルマ達、接岸して運び入れを待つ船、遠くに見えるガントリークレーンと風力発電機。
撮影した自分が言うのもなんだが、あまりにもカッコよくないか?
日が暮れてからは一気に暗くなり、波打つ路面をえっちらおっちらと帰ってきた。
帰りがけに立ち寄ったスーパーマーケットで撮ったサイコンの記録。
ちなみにこれで消費カロリーは897kcal。ウォーキングより楽に消費できるならありがたい限り。時間を見つけてこれからもサイクリングに出かけていこう。