徒然日記

Dairiten1012の日記

徒然日記55 〜幸せ無差別テロ〜

昨日、友人たちの結婚式があった。

しこたま楽しんだ翌朝、ホテルで寝起き眼のベッドの上で徒然なるままにスマートフォンで入力している。誤字脱字衍字や失礼な表現があったらすまない。

 

新郎は大学の同期。というか、トシである。実は伏線は張ってあったのだ。

普段はあと一人、トシP(ブログ:トシのゲーム雑記)という友人がいるのだけれど、最近は忙しいので今回は不参加。この人もうすぐ結婚式だからしゃーない。

徒然日記51 ~総選挙で遊ぼう編~ - 徒然日記

彼とは放送部で出会い、仲良くなった。僕は一方的に彼を親友ポジションに置いているレベルで信用している。ゆうパックのCMで「バカがつくほど真面目です」ってフレーズがあったけど、アレは彼のためにある言葉だ。

新婦は大学の先輩。放送部で出会い、良くしてもらっていた。コミュ障な僕にもガンガン話しかけてくれて、飯やゲームに誘ってくれていた。上司からの挨拶で、丁寧で相手の目線に立ってコミュニケーションができる人だと紹介されていた。僕は彼女を大学の間しか知らないけれども、間違いないだろうなぁ。

 

雨天の予報も外れて見事な晴天。しかも夜は満月と来た。二人の門出を祝うには申し分ない日である。

結婚式でも披露宴でも、幸せという言葉を体現した二人に当てられて、口角もテンションも上がりっぱなし、はしゃぎっぱなし。

 

そして、大学のサークルの仲間同士で結婚するという状況なので、2次会は完全に放送部の同窓会と化し、上から下まで5世代が揃っていた。始まるのは口々に祝いの言葉を投げかけ、二人と一緒に飯に酒に笑いに涙の大騒ぎ。なんとも放送部らしい会だった。多少の年を経ても変わらないものは変わらないのだ。

 

昔さあ。愛は世界を救うって、ヘドが出そうなキャッチコピーの番組やってたの知ってる?あれがもう、嫌いでねえ。愛は世界なんか救わないよ。賭けてもいいよ。愛なんてね、関わった当事者たちしか救わないんだよ。救われるのは当事者たちが取捨選択した結果の対象さ。

――有川浩塩の街

僕は心の底から嫌な人間だから、結婚式の最中で上記の一節を思い出した。こんな斜に構えた感想なんか思い出すなよ。

だけど、愛は当事者――昨日の場合は新郎新婦しかいない――しか救わなくても、愛を原動力に生まれる幸せというのは、それに触れた誰も彼もを無差別に幸せにしていく。男も女も、老いも若きも、どんなやつでも触れればみんなことごとく幸せにされてしまう。結婚式場ってのは、参加者を無差別に幸せにしていく幸せテロの現場だ。

幸せテロの現場に居合わせた人間は、その幸せのエネルギーを笑顔や笑い声に変換してお返ししたり、式後の生活を豊かにするのに使ったり、自分が幸せテロを企図する側になったりして。とにかく無限に幸せが連鎖していくキッカケになる。そう考えると、結婚式披露宴ってのは世界でも最高の場所だな。そんな場所に呼んでもらえたことを光栄に思うし、幸せに思う。

 

新郎新婦の二人には、これからも末永く幸せであって欲しいと心から願う。完璧に幸せになってくれ。完膚なきまでに幸せになってくれ。完全無欠の幸せを手に入れてくれ。地の果て海の底空の向こうまで届くくらいに幸せだと叫んでくれ。そしていつまでも笑い合う夫婦でいてくれ。

 

取り急ぎ、記事としてアップロード。