徒然日記

Dairiten1012の日記

徒然日記48 〜命名規則編〜

命名規則というものが世の中には存在している。

と、言ってもそんな堅苦しいものではなく、一人目の息子には一郎、二人目の息子には二郎…と名付けていくのもまた命名規則の一つ。……いや、山本五十六は違うけど。

この命名規則は分かりやすい例で言うと軍用機。F-15C戦闘機の「F」はFighter、すなわち戦闘機を表す記号。で、戦闘機・設計番号15・C型というのを表すとF-15Cとなる。他にも、

  • 攻撃機(A)・設計番号10・A型→A-10A「サンダーボルトⅡ」
  • 爆撃機(B)・設計番号52・H型→B-52H「ストラトフォートレス」
  • 輸送機(C)・設計番号130・J型→C-130J「スーパーハーキュリーズ
  • 哨戒機(P)・設計番号3・D型に気象観測能力(W)を付与→WP-3D「オライオン」
  • 戦闘機(F)・設計番号4・E型・日本輸出タイプ(J)に偵察能力を付与(R)→RF-4EJ

などなど。米軍やそれに倣った西側諸国の作る軍用機は規則がしっかりとあり、表記を見るだけでその軍用機の目的や型式、世代などが分かるようになっているというワケだ。

 

で。

危ない、話が逸れるところだった。

昨日投稿した徒然日記47で、こんなことを書いているのだが、覚えているだろうか。

大学の4年次に初めてスマートフォンを入手して以来頑張ってくれたXperia Z5(端末名:太陽のマテ茶)とは別れを告げ、今度はAQUOS R2 compact(端末名:午後の紅茶)を新たなパートナーとして迎え入れました。

徒然日記47 - 徒然日記

自分は昔から、USBメモリやSDカード、ウォークマン、最近だとスマートフォンにも命名規則に沿って名前をつけている。名前をつけてあげることで愛着が湧いて、大事に使うし失くさなくなるのを狙ってのことだったのだけれど、これが大成功。命名規則などというシステマチックな手法で付けられた名前でも、名前は名前。つけてあげると本当に愛着が湧いてきて、大事にするようになるものだ。実際に、中学時代に買ったUSBメモリ(2GB)は今でも使っている。

では、自分は一体どういう規則で命名しているのか、というと。

  1. パソコンに接続できるリムーバブルメディア等に名前をつける
  2. 記憶するだけのものにはジュースの名前、操作できる端末のものにはお茶の名前をつける
  3. 名前の重複は厳禁

以上、たった3つのシンプルなルールになる。では、まずはUSBメモリから見ていこう。

 

  • 初代(2GB。当時はこれで1000円とかだった):カルピス
  • 2代目(2GB):力水
  • 3代目(4GB。貰い物):スプライト
  • 4代目(4GB。1000円で買った):さらっとしぼったオレンジ
  • 5代目(4GB。大学時代を共にし、卒論を入れていた相棒):ドクターペッパー
  • 6代目(4GB。部活の台本や構成表を入れていた):メローイエロー

初代・2代目は中学時代のもの。今から10年ほど前だ。だからUSBメモリが高かった…。今では考えられないけれど、当時は容量4GBを2000円以上で買っていたはずだ。リムーバブル記憶装置はそれだけ高級品だったのだ。今では16GBすらワンコインで買える時代だから、時代の進歩は素晴らしいやら恐ろしいやら。

それにしても懐かしいな、力水。もう売ってるところはどこにもないな。どんな味だったのかも思い出せない。さらっとしぼったオレンジも製造中止とか、再販決定とか、いろいろニュースになってたな。「さらっとしぼったオレンジ」は高校時代。部活に使う編集済みの音声データを入れて持ち歩いていた。高校の自販機で、500mlで100円で買えたから、結構な頻度で買っていたの気がする。多分。どうも記憶が曖昧だが、おそらくはそうだろう。

5代目6代目は大学時代のもの。5代目は大学の近所にドクペを売っている自販機があり、サークルの帰りによく買って帰っていたし、スーパーやドラッグストアに入荷したという情報が入れば、すぐに買いに行っていたくらい大好きな飲み物の名前をつけた。

そういえば、みんなはドクペをどこで知ったんだろう。大半はシュタインズゲート由来だと思う。知的飲料ドクターペッパー。でも自分は『神様のメモ帳』のニート探偵紫苑寺有子。『神メモ』は高校時代に買っていたラノベで、アリスが部屋中に空き缶を積み上げているという描写があって、そんなに美味いのかと一口飲んだらクセになって以来、見かけ次第購入している。そういえば、シュタゲ神メモ以外にも、フルメタル・パニック由来という人もいるとかいないとか。ドクペは販売地域が割と限られているらしく、東海地方で育ち、山梨の大学に進学したのは天運、ドクペのお導きと言っても過言ではない(過言である)。

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では、次にガジェット類に付けた名前を見ていこう。ウォークマンが3台、スマホが2台だ。どれもお茶の名前をつけている。

ウォークマンも古い型番ばかり並んでいるなあ。それにE052は未だ現役だ。葉の茶ってご存じない? ダイドーの緑茶シリーズ。

コイツ→ãèã®è¶ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

安いからよく買っていたし、なんなら今も選んで買っている。味オンチなもので、どれも同じ緑茶だと思って飲んでいるのだ。なら安いものの方がいい。

E013は中学1年、それこそ10年以上前のもので、スティック型だった。

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懐かしさを禁じ得ない見た目。こんなのでも立派にウォークマンしていた。軽くて小さいので、こっそり中学校に持っていって聞いていたのを思い出す。

Z1050はAndroidウォークマン。AndroidOSを搭載したウォークマンで、通話機能のないスマートフォンみたいなものだ。実際にGoogle Playからアプリをダウンロードして使うことも出来た。

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高校時代にウキウキでコイツを買って、大学でもずっと使っていた。主に学内でWi-Fiをつないでツイッターをやるためだけど。実際のところ、ウォークマンとしては使い勝手が悪かった印象だ。バッテリー持ちの悪さもあるし、本体重量が大きくてポケットに入れて持ち歩くと違和感のある重さもある。そしてタッチパネルの反応の悪さと、処理の重さ。側面にウォークマンボタンというものがついていて、画面オフ状態でも音楽プレイヤーだけが立ち上がって曲の再生・停止・早送り・巻戻しができる画面が表示されるのだが、その表示がちょっとしたフラストレーションになるほどに重かった。音楽プレイヤーとしては高音質高品質だっただけに、その辺りがなー…という印象。

話がまたズレた。なんでそれぞれがそのお茶の名前になったのかという話だが、これはかなり話が簡単。パソコンに接続してプロパティを開いているときに、机の上に置いてあったペットボトルのお茶の名前をそのままもらっているからだ。

Xperiaに太陽のマテ茶なんて面白おかしいお茶――と言っては失礼だが、実際短命だったし――の名前をつけたのはそのためだ。綾鷹とか生茶とかそのあたりのメジャーな緑茶を避けるあたりが、未だに中二病を引きずっている感じが出ている。その点、つい一昨日の購入だったAQUOS R2cはそういった斜に構えた感覚も抜け落ち、単純に好きな「午後の紅茶」という名前を頂いている。ちなみにストレート無糖。

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と、このように色んなものにはちゃんと法則に従って名前をつけている。名前がなかったら単なる所有しているデバイスだけれど、名前をつけることで物の役割を超えた「個」になるから、扱いも大事になるのではないのかな。というのは後から考えた理由。実際は人に貸したりしたときに、表示されるデバイス名がカルピスとかだったら面白いでしょ? という安直極まる理由なのは内緒だ。